クリーンインストールの罠

macOSのメジャーアップデートがある際に,昔ながらのユーザはクリーンインストールを行うことで動作を軽くすることを行なっているようだ.自分も先日からネットワーク周りの挙動などがおかしくなってしまったので先日クリーンインストールを試みた.

しかし,マカー4年目の自分のようなライトユーザは,そんなヘヴィユーザの真似をすると深刻なエラーを吐き,なんとOSの再インストールができなくなってしまう.とにかく以下にクリーンインストールの正しい手順を示す.

Appleサポートから抜粋

 

1.Time Machineを用いてバックアップを行う

2.iCloudからログアウトする.

3.iTunesの認証を解除する.

4.iMessageからログアウトする

5.Macintosh HDをフォーマットする.

6.OSを再インストールする.

 https://support.apple.com/ja-jp/HT204904

 

手順2,3,4のApple IDへの紐付けを解くことを忘れてしまうと,OSを再インストールする際にAppleの認証を得ることができずに" Untrusted cert title "というエラーメッセージを吐きインストールさせてくれない.パスワードでロックされていれば2,3,4の手順を踏むことができないので盗難対策と考えるのが良いだろう.実際,macOSのプロダクトキーは存在せずOSが焼かれたDVDも存在しないので対策として有効である.

これはmacを売却,譲渡しようと考えている人も意識しなくてはいけない(macはリセールが高いので考えている人も多いはず).

このようにOSの再インストールが不能になった場合は,shift+option+command+Rでオンラインリカバリーを行なってから,ストレージ全体をフォーマットしてから再インストールを行うことで解決する場合がある.